どのようなときにAiを行えばよいのか

このページを御覧の皆様は、少なからずAiに興味をお持ちいただき、またAiを必要と考えていらっしゃることと思います。
しかしながら、どのようなときにAiを行うべきなのか、分かりにくい部分があることも事実です。
これまで、Aiは様々な場面で活用されてきました。その中で、Aiを行うことが望ましいケースをご紹介いたします。

1. 遺族が医療に納得できない場合

遺族として、事故や事件性の有無にかかわらず、死因を正確に知りたいという要望があります。
通常の病死であったとしても、最期の段階で容態が急変することがあります。そのような時、自分の看護に自信がなくなると、何かしらの過失がなかったかなどと不安になり、最期の状態を確認したいという要望があります。
また、親戚などに対して、遺族として亡くなった原因をしっかりと説明したいということもあります。

このような場合、Aiによって死因をある程度明確にすることができます。

2. 医療過誤などの可能性がある場合

手術後に容態が急変してしまったり、夜間看護師が巡回したときなくなっていた場合など、病院内での症例であっても死亡の原因が分からない時があります。このようなときにAiは有効です。

Aiを行った結果、仮に死因が判明しなかったとしても、施された医療行為が正当であったかどうかが判断できれば良い場合もあります。
今まで、容態が急変した場合、その時に起きた症状などを説明する材料が無かったため、ご遺族にきちんとした説明ができないことがありました。その後、相互不信などを生み、最終的には訴訟至ってしまったケースもあったようです。

Aiを行うことにより、手術ミスなどに伴う所見が無いことが判明すれば、客観的な情報を元に医師が遺族に説明できます。
Aiは非破壊検査です。身体を傷つけることなく、短時間に実施でき、結果をすぐ報告できる。これこそがAiの利点であると言えます。

3. 児童虐待の可能性がある場合

児童虐待は近年増加傾向にあり、中には病院に心肺停止状態で搬送される症例もあります。
医療者側としては、虐待の疑いがあった場合であっても解剖を勧めづらく、また病理解剖の場合遺族の承諾が必須であり、承諾がなければ実施できません。
これらを解決する手段として、Aiの実施が推奨されています。

実際には、ここに挙げたこと以外にもAiが役に立つことは数多くあります。
Aiを依頼することに不安のある方はお気軽にお問合せください。